インド製造業ＰＭＩ、1月は半年ぶり高水準 予想やや下回る

　２月３日　Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた１月のＨＳＢＣインド製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）確報値が３日公表され、５７．７と半年ぶりの高水準となった。写真は１月３１日、印グジャラート州アフマダーバードで撮影（２０２５年　ロイター／Amit Dave）

[ベンガルール ３日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめた１月のＨＳＢＣインド製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）確報値が３日公表され、５７．７と半年ぶりの高水準となった。前月の５６．４から上昇したが、予想の５８．０はやや下回った。

同指数は２０２１年７月以来、好不況の分かれ目となる５０を上回っている。

ＨＳＢＣのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「内需、輸出ともに好調で、新規受注の伸びを支えた」と指摘した。

総需要を示す指標である新規受注は、好調な輸出受注にけん引される形で昨年７月以来の大幅な伸びとなり、この約１４年間で最速ペースで拡大。生産を示すサブ指数は３カ月ぶりの高水準となった。

今後１年間の景況感も上向き、企業は少なくとも２００５年３月以降で最も好調なペースで雇用を増やしている。

投入価格の上昇はほぼ１年ぶりの低水準となり、販売価格の上昇ペースも鈍化した。