ECBに追加利下げの余地、慎重姿勢必要=スロバキア中銀総裁
ロイター / 2025年2月3日 19時48分
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁(写真)は3日、ユーロ圏の低成長とインフレ鈍化を踏まえると、追加利下げの余地があるとの認識を示した。2022年撮影。(2025 ロイター/Jim Urquhart)
[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は3日、ユーロ圏の低成長とインフレ鈍化を踏まえると、追加利下げの余地があるとの認識を示した。ただ、不確実性が非常に高いため、金利に関してより正確な指針を示すことは非現実的と述べた。
ECBは先週、4回連続となる利下げを行った。市場では3月6日の理事会での追加利下げが完全に織り込まれている。
カジミール氏はブログで、3月の利下げについては明確な立場を示さなかった。
「サービスインフレと賃金動向に関する今後のデータと、最新の予測を組み合わせれば、4月以降に何が起こるかを見極めるのに役立つだろう」と述べた。「従って柔軟かつ慎重に、データに重点を置いた姿勢を維持する必要がある」との見解を示した。
先週の利下げでECBは目標地点に近づいたが、まだ「完全には到達していない」とした。
インフレの動向は心強いが、リスクがあるにもかかわらず物価上昇が引き続き下降傾向にあることをさらに確認する必要があると述べた。
「現時点で明確な長期的ロードマップを期待するのは非現実的だ」と述べた。
経済成長の弱さは懸念材料とした上で、ユーロ圏は生産を圧迫する根深い構造的問題を抱えており、金利引き下げでは解決しないため驚くことではないと指摘した。
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