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米ISM製造業景気指数、1月50.9に上昇 22年9月以来の高水準

ロイター / 2025年2月4日 3時46分

米供給管理協会(ISM)が3日発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9だった。写真は2024年6月、イリノイ州ノーマルにある電気自動車(EV)メーカー、リビアンの工場で撮影(2025年 ロイター/Joel Angel Juarez)

Lucia Mutikani

[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9だった。2024年12月の49.2から上昇し、22年9月以来の高水準となった。ロイターがまとめた1月の市場予想は49.8だった。

拡大・縮小の分岐点となる50を超えたのは22年10月以来初めて。米経済の10.3%を占める製造業の成長を示唆した。

ただ、トランプ米大統領によるカナダ、メキシコ、中国への関税措置により、原材料価格が一段と上昇し、サプライチェーン(供給網)の混乱を招く可能性があることから、回復は長続きしない公算が大きい。

繊維、一次金属、機械を含む8業種が拡大した一方、木材、コンピューター・電子製品などは縮小した。

サブ指数を見ると、先行指標となる新規受注は55.1と前月の52.1から上昇したほか、生産も上向きとなった。

支払い価格は54.9と、前月の52.5から大幅に上昇し、8カ月ぶりの高水準となった。エコノミスト予想は53.5だった。

供給業者の納入を示す指数は50.9と、前月の50.1から上昇。50を超えると納入が遅くなっていることを示す。

雇用は50.3と前月の45.4から回復し、5月以来初めて拡大した。

ネイションワイドのチーフ・エコノミスト、キャシー・ボストジャンシック氏は、関税は生産に打撃を与え価格を上昇させるマイナスの供給ショックを引き起こすと指摘。「米国が追加関税を実施すれば、インフレと国内総生産(GDP)成長への悪影響を増幅させることになる」と述べた。

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