世界石油需要、40年は現在と同水準を見込む=大手商社ビトル
ロイター / 2025年2月4日 2時42分
独立系の大手石油商社ビトルは3日、石油に関する長期需要見通しで、2040年の世界需要が日量1億500万バレル程度と、国際エネルギー機関(IEA)による25年予想の日量1億400万バレルとほぼ同水準になるとの見通しを公表した。2011年10月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[3日 ロイター] - 独立系の大手石油商社ビトルは3日、石油に関する長期需要見通しで、2040年の世界需要が日量1億500万バレル程度と、国際エネルギー機関(IEA)による25年予想の日量1億400万バレルとほぼ同水準になるとの見通しを公表した。
世界の石油需要は20年代末までに1億1000万バレル程度まで増えた後、30年代半ばまで横ばいで推移。その後、40年にかけて減少すると見込んでいる。
ビトルによる見通しは、24年9月に石油輸出国機構(OPEC)が示した40年までの世界需要の日量1億1780万バレルを下回る。
ビトルは、ガソリン車などによる道路輸送燃料の割合が低下し、プラスチック生産や住宅、航空分野の燃料消費がエネルギー需要をけん引すると予想。石油化学産業の石油需要は日量600万バレル増えるとみている。
ナフサと液化石油ガス(LPG)が伸び、40年に石油需要全体の現在は5分の1程度から4分の1程度まで割合が高まると見通している。
その上で、40年までに石油需要を大幅に減らすような革新的な技術は見込まれていないと指摘。人口増や経済成長、都市の拡大に伴い、輸送やプラスチック、化学製品、エネルギーの需要が伸び、気候変動対策にもかかわらず石油需要は維持されていくとの見方を示した。
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