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NY外為市場=ドル下落、対メキシコ関税の延期受け

ロイター / 2025年2月4日 7時10分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

By Hannah Lang

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。トランプ米大統領は3日、メキシコに対する関税の発動を1カ月見送り、両国間の「合意」に向け交渉を続けると発表した。メキシコは国境に1万人の部隊を派遣することを合意の一環とした。

これを受け、メキシコペソは取引終盤で1.25%高の1ドル=20.4196ペソとなった。関税発動延期の発表前は、一時、1ドル=21.2882ペソと、約3年ぶりの安値に沈んでいた。

主要通貨に対するドル指数は0.5%安の108.96。取引序盤には3週間ぶり高値となる109.88を付けた。

バノックバーン・グローバル・フォレックスの主任市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「対メキシコ関税発動の1カ月延期は、関税が単なる取引手段であるという考えを裏付けるものだ」と指摘した。

トランプ大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名。これを受け、カナダのトルドー首相は1日、米国の関税措置に対抗して1550億カナダドル(約1065億米ドル)相当の米国製品に25%の関税を課すと記者会見で表明した。

カナダドルは1米ドル=1.4568カナダドル。序盤で一時、2003年以来の水準に沈む場面もあった。

オフショア取引でドルは対中国人民元で1ドル=7.3254元。一時、過去最高値の7.3765元まで上昇していた。

中国商務省は2日、米国の追加関税に世界貿易機関(WTO)を通じて異議を申し立てると発表した。

ドル/円は0.24%安の154.845円。

ユーロ/ドルは0.73%安の1.0286ドル。一時、2.3%安の1.0125ドルと、22年11月以来の安値を付けた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは序盤に約3週間ぶりの安値を記録したもののその後切り返し、再び10万ドルの水準に戻した。    

ドル/円 NY終値 154.75/154.78

始値 154.61

高値 155.01

安値 154.02

ユーロ/ドル NY終値 1.0344/1.0345

始値 1.0251

高値 1.0349

安値 1.0245

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