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リオ・ティント、トンプソン会長らが辞任へ 豪遺跡破壊で引責

ロイター / 2021年3月3日 15時54分

  英豪系資源大手リオ・ティントは3日、サイモン・トンプソン会長らが辞任する予定だと発表した。写真は同社のロゴ、2017年5月撮影(2021年 ロイター/Jason Reed)

[メルボルン 3日 ロイター] - 英豪系資源大手リオ・ティントは3日、サイモン・トンプソン会長らが辞任する予定だと発表した。同社が昨年、西オーストラリア州の先住民アボリジニの古代洞窟遺跡を爆破した問題を巡り、投資家からの辞任要求に応じる格好となった。

サイモン・トンプソン会長と非執行取締役のマイケル・ルストレンジ氏は、来年の年次株主総会後に辞任する。同会長は声明で「この悲劇的な出来事を招いた過ちの最終責任は私にある」と述べた。

リオ・ティントは昨年5月、西オーストラリア州政府の許可を得て同州ピルバラ地区の鉱区拡張工事を行っていた際に、先住民アボリジニが神聖視する古代の洞窟遺跡を破壊した。

この問題を巡る調査では責任の所在が明確にされず、取締役会の対応が甘いとして両氏への辞任圧力が高まっていた。

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