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午後3時のドル109円後半、米雇用統計控えたボックス相場

ロイター / 2021年6月3日 15時29分

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の109円後半。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 3日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 109.75/77 1.2193/97 133.86/90

午前9時現在 109.58/60 1.2207/11 133.79/83

NY午後5時 109.54/57 1.2209/13 133.77/81

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の109円後半。ドルは米雇用統計発表前の持ち高調整とみられる買い戻しで強含んだが、基本的に方向感に乏しく、ボックス相場の様相を呈した。

ドルは午前の取引で、109.60―109.70円と極めて狭いレンジにほぼ収まっていた。午後は、海外短期筋によるポジション調整のドル買いとみられるフローが散見され、ドルは109.77円付近まで上昇した。

きょうは週間失業保険申請件数と5月のADP全米雇用報告、4日には5月米雇用統計の発表を控えているため、市場参加者はポジションを取りにくく、「(ドルが)上がったら売り、下がったら買い」(アナリスト)というパターンとなった。

米連邦準備理事会(FRB)は2日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、国内経済が4月上旬から5月下旬にかけて緩やかに拡大し、前回の報告時期よりもやや加速したとの認識を示した。

ただ、きょうの東京時間の米長期金利は1.59%前半でこう着気味だった。

豪ドル/米ドルは、朝方に発表された中国の指標が前月に比べて弱かったことを受けて0.7737ドル付近まで下落。その後は、米原油先物が高値を更新したことで持ち直したが、東京市場の終盤にかけて0.7730ドル付近まで再度売られた。

財新/マークイットが発表した5月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は55.1で、前月の56.3から低下した。

米WTI原油先物は現在1バレル=69.30ドル付近。一時69.40ドルまで上昇し、2018年10月以来の高値を付けた。

原油先物は3日続伸中だ。今年下期に主要産油国が協調減産体制を維持する一方で、米国で夏のドライブシーズンに自動車向け燃料需要が急増するとみられるほか、中国やロックダウン解除が近い英国での需要増が見込まれている。

海外時間から騰勢を強めていた南アランドは、東京時間にも急伸し、1ランド=8.1058円付近で推移。2019年2月以来の高水準となった。

南アフリカ準備銀行(中央銀行)による利上げ観測や経済回復期待から、南アランド買いが進んでいるという。新興国の中で、利下げの可能性があるトルコなどと比べて、金融政策の正常化に向けた動きが先行し、「南アランドの存在感が増しているようだ」(国内証券)との指摘がある。

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