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米テスラ、「オートパイロット」で勝訴 裁判所が集団訴訟認めず

ロイター / 2023年10月3日 13時6分

 米カリフォルニア州の裁判所は、電気自動車(EV)大手テスラが自動運転支援システム「オートパイロット」について誤解を与えていたとして訴えられていた訴訟で、車両所有者グループは裁判ではなく個別の仲裁を求める必要があるとの判断を示した。「モデル3」車内の資料写真。カリフォルニア州ウェストミンスターで昨年3月撮影(2023年 ロイター/Mike Blake)

Daniel Wiessner

[2日 ロイター] - 米カリフォルニア州の裁判所は、電気自動車(EV)大手テスラが自動運転支援システム「オートパイロット」について誤解を与えていたとして訴えられていた訴訟で、車両所有者グループは裁判ではなく個別の仲裁を求める必要があるとの判断を示した。

テスラは集団訴訟に直面することがなくなり、勝訴判決を得た形だ。

判事は9月30日に出した判決で、集団訴訟を求めて昨年提訴したテスラ車オーナー4人について、テスラのウェブサイトを通じて車を購入する際に規約に同意した時点で同社に対するあらゆる法的請求の仲裁を求めることに同意していたと指摘した。

テスラからはコメントを得られていない。

原告側代理人は、テスラの顧客のために何千件もの個別の仲裁を請求する用意があると述べた。

原告側は訴訟で、テスラがADAS(先進運転支援システム)技術で完全な自動運転車が提供目前だと示唆する虚偽の発表を繰り返したと非難。同社の技術は約束を果たすどころか、信頼性に欠け、負傷・死亡事故につながったと主張していた。

テスラは不正行為を否定。原告らが仲裁合意を受け入れたことを理由に申し立てを仲裁に送るよう求めていた。

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