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日経平均は4日続落、全面安 米金利高止まりし景気悪化に懸念

ロイター / 2023年10月3日 15時51分

 10月3日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比521円94銭安の3万1237円94銭と、4日続落して取引を終えた。写真は昨年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

Mayu Sakoda

[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比521円94銭安の3万1237円94銭と、4日続落して取引を終えた。米長期金利の高止まりを受けて、米景気の下押しリスクへの警戒感が強まった。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念もあり、日本株はほぼ全面安の展開となった。

日経平均は前営業日比151円安で寄り付き後も下げ幅を拡大し、1日を通して売りが優勢の展開となった。アジア株が軒並み大幅安となった流れに加え、時間外取引での米株先物3指数がマイナス圏での推移となったことも嫌気された。

これまで下値めどとして意識されていた8月安値(3万1275円25銭=8月18日)を下回ったことも、投資家心理を悪化させた。

大和証券の林健太郎シニアストラテジストは「今週末発表の米雇用統計を持ち越さないで、事前にポジション調整をしておこうとの動きが強まっている可能性がある」と指摘する。底堅い雇用が示された場合、追加利上げなどの金融引き締め長期化シナリオにつながることが警戒されているという。

そのほかにも「投機色が強く、行き過ぎた株安」(国内証券ストラテジスト)との声や、テクニカル的な節目を下回ったことによりアルゴリズム取引により大幅な株安になったとの見方もあった。

TOPIXは4日続落し、1.68%安の2275.47ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.69%安の1171.01ポイント。プライム市場の売買代金は3兆7181億4200万円だった。

東証33業種では全業種が値下がりとなった。鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属、鉄鋼、輸送用機器などが値下がり率上位の業種となり、全面安の中でも、バリューセクターが特に弱かった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが159銘柄(8%)、値下がりは1663銘柄(90%)、変わらずは13銘柄(0%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 31237.94 -521.94 31607.97 31,157.40─31,607.97

TOPIX 2275.47 -38.97 2305.32 2,271.12─2,305.32

プライム市場指数 1171.01 -20.07 1186.12 1,168.86─1,186.12

スタンダード市場指数 1113.87 -20.57 1131.32 1,113.87─1,131.32

グロース市場指数 897.29 -24.45 917.74 897.29─919.70

マザース総合 697.97 -19.06 713.75 697.95─715.63

東証出来高(万株) 163126 東証売買代金(億円) 37181.42

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