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シリア政府、反体制派と対話実現を 支援用意=トルコ外相

ロイター / 2024年12月3日 9時37分

 トルコのフィダン外相は12月2日、内戦が激化するシリア情勢について、シリア政府は国民や反体制派と和解する必要があるとし、対話実現に向けてトルコに貢献の用意があると述べた。11月8日、アテネで撮影(2024年 ロイター/Louisa Gouliamaki)

Tuvan Gumrukcu

[アンカラ 2日 ロイター] - トルコのフィダン外相は2日、内戦が激化するシリア情勢について、シリア政府は国民や反体制派と和解する必要があるとし、対話実現に向けてトルコに貢献の用意があると述べた。

イランのアラグチ外相との会談後に会見し、紛争の原因を外国の介入に関連付けるのは間違いだと指摘。トルコ政府はシリアでのいかなる緊張激化やシリアからの難民流入に反対すると述べた。

トルコのエルドアン大統領はその後、シリアの不安定な状況が国民の要求に沿った合意で解決されることを望むと述べ、トルコの安全保障が損なわれないよう必要な措置を講じるとした。

トルコ、ロシア、イランは、シリア和平プロセスの一環で定期的に協議を行っている。ロシアとイランはアサド大統領を支持、NATO(北大西洋条約機構)加盟国のトルコは反体制派を支援している。フィダン外相は、新たな会議が間もなく開催される可能性があると述べた。

シリアの反政府勢力指導者が2日、ロイターに語ったところによると、反体制派は1年前にアレッポを奪取する準備を始めたが、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとハマスの戦争によって作戦は遅れ、最終的にはイスラエルとレバノンのイスラム組織ヒズボラの停戦協定が先週成立したことを受け開始された。トルコ軍は反体制派の計画を知っていたが、直接関与しないと明言したという。

トルコ政府高官は、シリア北西部での武装勢力の活動を許可も支援もしていないと述べた。

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