インドネシアとカナダ、包括的経済連携協定に調印
ロイター / 2024年12月3日 11時31分
12月2日、インドネシアとカナダは、経済関係強化を目的とする包括的経済連携協定(CEPA)に交渉開始から3年を経て署名した。写真左はインドネシアのブディ・サントソ貿易相、右はカナダのイン輸出促進・国際貿易・経済開発担当相。インドネシアのジャカルタで撮影(2024 ロイター/Zahra Matarani)
Dewi Kurniawati
[ジャカルタ 2日 ロイター] - インドネシアとカナダは2日、経済関係強化を目的とする包括的経済連携協定(CEPA)に交渉開始から3年を経て署名した。2026年に発効する。
インドネシアのブディ・サントソ貿易相は、同国の持続的成長に不可欠な重要鉱物部門を優先する計画をカナダが支持したことに謝意を表明。共同記者会見で「われわれは共に、持続可能な重要鉱物管理の推進を通じて2060年までにネットゼロ実現を目指すインドネシアの目標を後押しする一方、カナダの投資を促進しつつ、両国のグリーン成長を推進していく」と述べた。
インドネシアは、スズ、銅、ボーキサイトなどの豊富な鉱床を有し、世界最大のニッケル鉱石産出国でもある。
CEPAに伴い、インドネシアはカナダに輸出する14億ドル相当の商品に対する関税のうち90.5%を自由化する。
インドネシア貿易省によると、昨年のカナダとの相互貿易額は34億ドルだった。カナダは51億ドルと推定していた。
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