加州知事、トランプ次期米政権との法廷闘争へ追加予算提案

　１２月２日、米西部カリフォルニア州のニューサム知事（民主党、写真）は、トランプ次期米政権との法廷闘争に向けて最大２５００万ドルの追加予算を求めると発表した。写真は米ペンシルベニア州 フィラデルフィアで９月撮影（２０２４　ロイター／Evelyn Hockstein）

Judith Langowski

[２日 ロイター] - 米西部カリフォルニア州のニューサム知事（民主党）は２日、トランプ次期米政権との法廷闘争に向けて最大２５００万ドルの追加予算を求めると発表した。

同州ではこの日、第２次トランプ政権に備えるため招集された臨時議会が始まった。追加予算が承認されれば、州司法省などの機関は生殖に関する権利や環境保護、移民などの分野での法廷闘争に備える追加予算を得る。

ニューサム氏は「新たな訴訟基金は災害救援、医療、州民が日々頼りにする他の必須サービスのための重要な資金を守るのに役立つ」と指摘。州政府は「有形資源や州経済だけでなく、生殖医療や公民権の保護をも危うくしかねない連邦政府の違法な措置から身を守る」方針だと訴えた。

同州のボンタ司法長官（民主党）は記者会見で、次期政権の措置に差し止めなどの申し立てで迅速に対応できるよう、州司法省の人員を増強すると述べた。