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ユーロ圏成長率、従来予想下回る公算 新型肺炎が影響=欧州委

ロイター / 2020年3月5日 6時35分

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、新型コロナウイルスの影響でユーロ圏の2020年の経済成長率が2月中旬に示した1.2%見通しを下回る可能性があると発表した。フランクフルトで1月撮影(2020年 ロイター/KAI PFAFFENBACH)

[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、新型コロナウイルスの影響でユーロ圏の2020年の経済成長率が2月中旬に示した1.2%見通しを下回る可能性があると発表した。

EU財務相の電話会議向けの予備的評価では、新たな成長率見通しは示さなかったものの、多くの不確実性があると指摘。「感染が中国以外に広がっているため、世界およびEU経済への潜在的な影響は深刻」とした。ただ、感染拡大の影響を推定するには時期尚早と強調した。

また「停滞状態にある世界経済や多くの国および業種での高いレバレッジを考慮すると、感染拡大の直接的な影響よりも金融市場の反応の方がはるかに実体経済を悪化させる可能性がある」と指摘。より正確な経済的評価は、疫学的な事実や封じ込め措置の厳格さおよびその期間、労働日数の減少などに左右されるとした上で、「特定のシナリオでは、信頼感や金融市場の反応を通じた間接的な影響が短期的に重要であるほか、政策対応の種類も重要だ」とした。

欧州委は2月13日、ユーロ圏の20年と21年の経済成長率見通しを19年に並ぶ1.2%に維持すると同時に、両年のインフレ率見通しを若干上方修正。ただ、中国を発生源とする新型コロナウイルスの感染拡大は主要な下方リスクと警告していた。

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