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バークシャー、第1四半期は約500億ドルの赤字 新型コロナが痛手

ロイター / 2020年5月4日 10時5分

 5月2日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイが発表した第1・四半期決算は、最終損益が500億ドル近い赤字となった。米ネブラスカ州オマハで行われた株主総会でのバフェット氏。Yahoo! Finance提供(2020年 ロイター)

[2日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイ が2日発表した第1・四半期決算は、最終損益が500億ドル近い赤字となった。四半期の赤字額としては過去最大。同社は、新型コロナウイルスの影響により複数の主要事業で業績が低迷しているとした。

第1・四半期の最終損益は497億5000万ドル(クラスA株1株当たり3万0653ドル)の赤字。株式やその他投資に絡む545億2000万ドルの損失が響いた。前年同期は216億6000万ドル(同1万3209ドル)の黒字だった。

株式の評価損益を反映させる会計ルールにより、バークシャーは純損益の変動が大きくなっており、バフェット氏は営業損益のほうが業績をより適切に反映するとしている。

第1・四半期の営業利益は58億7000万ドル(クラスA株1株当たり約3624ドル)と、前年同期の55億6000万ドル(同約3388ドル)から6%伸びた。

一方、事業部門の営業利益は3%減。鉄道会社BNSFや公益・エネルギー、製造業、サービス、小売りなどが軟調だった。

バークシャーは、90を超える事業部門の多くが新型コロナによってマイナス影響を受けているとし、影響の程度は比較的小幅なケースから深刻な場合までさまざまだと指摘。4月は「必須」とされる事業でも売上高が著しく減速しているとした。

BNSFは消費者向け商品や石炭の輸送量が減少し、自動車保険大手のガイコは未収保険料への引当金を計上した。その他の事業でも給与カットや従業員の一時帰休、店舗の休業などを行った。

手元資金は1373億ドルと、2019年末の1280億ドルから増加。バフェット氏が大規模な投資や株式購入に慎重になっていることが浮き彫りになった。

第1・四半期の株式購入額は差し引き18億ドルにとどまった。17億ドルの自社株も購入したが、前四半期の購入額を下回った。

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