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米ミネアポリスで死亡した黒人男性の追悼式、遺族ら数百人参加

ロイター / 2020年6月5日 7時49分

米ミネソタ州ミネアポリスで4日、白人警官から暴行され死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんの追悼式が開催され、数百人が参加した。写真は俳優のケビン・ハート(左)とラッパーのリュダクリス。6月4日、ミネアポリスで撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)

[ミネアポリス 4日 ロイター] - 米ミネソタ州ミネアポリスで4日、白人警官から暴行され死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんの追悼式が開催され、数百人が参加した。この事件をきっかけに全米各地に広がった人種差別や格差への抗議デモは今も続いている。

追悼式会場は、ミネアポリスのノース・セントラル大学内の教会。フロイドさんの兄弟のフィロニーズさんは、家族が貧しくジョージさんとともに靴下や洋服を台所のシンクで洗濯し、乾燥機もないのでオーブンで乾かしたという思い出を披露した上で「この全員が私の兄弟に会うためにやってきた。彼がこれほど多くの人の心を動かすなんて驚いている」と語った。

フィロニーズさんは、ジョージさんの遺影バッジと、故人が警官に押さえつけられて発した「息ができない」という言葉を記した襟章を付けていた。

フロイド家の弁護士ベン・クランプ氏は、事件当日の警官の行動を強く非難。「われわれが動画で見た光景は邪悪だった。われわれはジョージ・フロイド氏を記憶にとどめるべきであるのと同じぐらいの重さで、米国はこの邪悪さを受け入れないことを宣言する。邪悪さに抗議しよう。拷問に手を貸すことなどできない」と訴えた。

4日にはニューヨークのブルックリンにある公園でも、数千人がジョージさんを追悼する集会が開かれ、警官の行動に抗議する意味から多くの人が日差しの照りつける午後の芝生にひざまずいた。

追悼式はノースカロライナとヒューストンなどを含め、6日間続く見通し。ジョージさんの葬儀は9日に行われる。

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