伊藤忠、上期純利益は歴代3位の好決算 通期4000億円「必達を約束」
ロイター / 2020年11月4日 16時41分
11月4日、伊藤忠商事 は、4―9月期の連結収益(国際会計基準)は4兆9177億円(前年同期比10.4%減)、純利益は2525億円(同12.6%減)になったと発表した。純利益の通期見通しに対する進捗率は63%で、会社側は「順調に推移している」とした。写真は都内で2016年11月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 4日 ロイター] - 伊藤忠商事 <8001.T>は4日、4―9月期の連結純利益(国際会計基準)が2525億円(前年同期比12.6%減)になったと発表した。これは、歴代第3位の高水準だという。
ただ、新型コロナウイルスの再拡大など先行き不透明なことから、年間の純利益見通しの4000億円は据え置いた。鉢村剛・最高財務責任者(CFO)は会見で「下期の経営環境にかかわらず、通期の純利益予想4000億円と年間配当88円は必達を約束する」と語った。
リフィニティブがまとめたアナリスト9人の純利益予想の平均は4068億円。
4―6月期の1048億円に対して、7―9月期は1477億円(前年同期は1418億円)と、大きく改善している。情報通信関連、北米の住宅関連、手袋などコロナ関連での衛生用品や畜産関連事業などが寄与した。
新型コロナウイルスの影響は、上期で400億円・通期で600億円程度になるとの見通しを示した。コンビニ事業が都心部や観光地の店舗で影響を受けているほか、繊維やアパレル事業、輸送用機械などもマイナスの影響を受けている。
株価が下落している中国中信集団(CITIC)の減損の可能性については「第3者から減損の必要がないと評価されている」とし、そのうえで「(経営陣が)株価対策に真剣に取り組み、市場評価が上がることに期待している」と述べた。
接戦が続いている米大統領選挙については「早期の決着を望んでいる」とし、米中関係の動向が気になる点だと指摘した。
*内容を追加しました。
(清水律子 編集 橋本浩)
この記事に関連するニュース
-
日本マクドナルドHD、24年度上期大幅営業増益の理由とは
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年9月11日 20時55分
-
「ザラ」のインディテックス、秋冬物の販売急増 株価上昇
ロイター / 2024年9月11日 19時52分
-
「にじさんじ」運営のANYCOLOR、1Q決算は減収減益 グッズ配送遅延&イベント中止などが影響
ITmedia NEWS / 2024年9月11日 19時7分
-
中国の航空大手、上期は赤字 国際線伸び悩み 国内は供給過剰
ロイター / 2024年8月30日 17時30分
-
三菱UFJ・三井住友FG「買い」継続。2期連続で最高益見込む、金利上昇が追い風(窪田真之)
トウシル / 2024年8月27日 7時0分
ランキング
-
1ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
2ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
3血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください