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トランプ氏、ヒスパニック系の支持上昇 高齢者の支持は低下

ロイター / 2020年11月4日 15時29分

エジソン・リサーチが実施した米大統領選の出口調査によると、フロリダ州やテキサス州などの激戦州では、共和党のトランプ候補を支持するヒスパニック系有権者が予想以上に増えている。写真はフロリダ州でキューバの国旗を掲げて街頭でアピールするトランプ支持者たち。11月3日撮影。(2020年 ロイター/Marco Bell)

[3日 ロイター] - エジソン・リサーチが実施した米大統領選の出口調査によると、フロリダ州やテキサス州などの激戦州では、共和党のトランプ候補を支持するヒスパニック系有権者が予想以上に増えている。

フロリダ州の出口調査によると、同州ではトランプ候補と民主党のバイデン候補が、ヒスパニック系有権者の票を分け合う形となっている。

トランプ氏は、前回2016年の大統領選では、ヒスパニック系有権者の票の4割しか獲得できなかった。

トランプ氏が獲得する非白人票は全体の3割となる見通し。2016年の大統領選では2割にとどまっていた。

白人票では、トランプ氏が優位に立っている。白人有権者の6割はトランプ氏に投票したと回答。この比率は2016年の大統領選と同水準だ。

トランプ陣営は、フロリダ州南部でキューバ系有権者の支持を獲得することを最優先課題に掲げ、キューバとベネズエラに対する政権の強硬姿勢を強調していた。

一方、テキサス州の出口調査では、ヒスパニック系有権者の4割がトランプ氏に投票としたと回答。前回2016年の大統領選では3割だった。

エジソンが全米で実施した出口調査によると、非白人の間ではバイデン氏を支持する有権者が多いが、トランプ氏を支持する非白人の比率は、前回2016年の大統領選からやや上昇している。

出口調査によると、アフリカ系有権者の11%、ヒスパニック系の31%、アジア系の30%はトランプ氏に投票。いずれも前回2016年の大統領選から3%ポイント上昇した。

<共和党地盤でバイデン氏に鞍替えも>

一方、エジソンの出口調査によると、伝統的に共和党の地盤だったジョージア、バージニア州では、白人男性と高齢者の間でトランプ氏の支持率が低下しているようだ。

白人男性と高齢者の大多数はトランプ氏を依然として支持しているものの、一部の有権者はバイデン氏支持に鞍替えしたという。

エジソンの出口調査によると、ジョージア州では白人男性の7割がトランプ氏に投票。前回2016年大統領選では8割だった。

ジョージア州では65歳以上の有権者の6割がトランプ氏に投票。前回2016年大統領では7割だった。

最終結果は確定していないが、バージニア州ではバイデン氏の勝利が予想されている。

バージニア州では、大卒未満の白人有権者の6割がトランプ氏に投票。前回2016年大統領選では7割だった。同州では、白人有権者の6割がトランプ氏に投票したが、前回2016年大統領選では7割だった。

バージニア州では、所得10万ドル以上の有権者の6割がトランプ氏に投票した。

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