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中国業界団体、商務省に豪産ワインへの関税適用要請

ロイター / 2020年11月4日 18時56分

 11月4日、豪ワインメーカーのトレジャリー・ワイン・エステーツは、中国のアルコール飲料の業界団体「中国酒業協会」(CADA)がオーストラリア産ワインに対して輸入関税を遡及して適用するよう求めたことを明らかにした。写真は北京え8月18日撮影(2020年 ロイター/Martin Pollard)

[シドニー/北京 4日 ロイター] - 豪ワインメーカーのトレジャリー・ワイン・エステーツ は4日、中国のアルコール飲料の業界団体「中国酒業協会」(CADA)がオーストラリア産ワインに対して輸入関税を遡及して適用するよう求めたことを明らかにした。

CADAが中国商務省に対し、反ダンピング(不当廉売)調査の一環として豪産ワインへの関税を要請したと通知を受けたという。

豪中の自由貿易協定は2015年に発効したが、豪政府が新型コロナウイルスの起源解明調査を求める動きに加わって以来、両国間の通商関係は滞っている。

トレジャリー・ワインは、「引き続き中国の顧客に前向きに対応し、将来の輸入にもたらす影響を評価して新たなプロセスでのサポートに取り組む」と表明した。

CADAが関税を要求した製品や、商務省が遡及して適用するかどうか、財務面での影響などについてはわからないとしている。同社の利益は大半がアジアに依存しており、中国は主要市場の1つ。

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