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中国、新金利指標「DR」に連動する初の変動利付債を発行

ロイター / 2020年12月4日 18時13分

 12月4日、中国は「DR」と呼ばれる金利指標に連動する初の変動利付債を発行した。中銀による金融市場改革の一環。写真は上海で2011年1月撮影(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[上海 4日 ロイター] - 中国は4日、「DR」と呼ばれる金利指標に連動する初の変動利付債を発行した。中銀による金融市場改革の一環。

政策銀行である中国輸出入銀行が4日午前、7日物DRに連動する30億元(4億5894万ドル)の変動利付債の入札を実施。トレーダーらによると6カ月債の利率は2.6%となり、指標に対する上乗せ幅は44ベーシスポイントだった。

中国人民銀行(中銀)は8月、預金取扱金融機関を対象とした銀行間レポ金利(DR)を金融政策調整や金融市場の価格決定における重要な参考指標に設定すると発表していた。

アナリストらは、こうした金融商品が中国の指標金利制度の改革につながり、金融政策の円滑な浸透を支援すると評価した。

変動利付債には、投資家や発行体にとって金利の急変動リスクを回避する効果もある。ただ現在の中国債券市場では、変動利付債の比率はわずか1%を占めるにとどまり、その多くが指標に上海銀行間取引金利(Shibor)を使用している。Shiborは銀行が提示する金利に基づいて算出されるが、DRは1日あたりの平均取引高が1兆8000億元に及ぶレポ取引金利に基づくため、より実勢を反映するとされている。

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