ビットコイン、3日の最高値付近で推移 3月中旬以降800%上昇

ロイター / 2021年1月4日 13時49分

 1月4日、アジア時間のビットコインは3万2990ドルと、3日に付けた史上最高値の3万4800ドルから下落している。昨年11月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[東京 4日 ロイター] - 4日アジア時間の暗号資産(仮想通貨)ビットコインは3万3365ドルと、3日に付けた史上最高値の3万4800ドル付近で推移している。

ビットコインは主流の決済手段になるとの期待の高まりを背景に昨年3月半ば以降、約800%上昇している。

12月16日には初めて2万ドルを突破していた。

市場関係者は、ビットコインの供給が限られているため、ここ数日、価格が急騰していると説明。新型コロナウイルスが流行する中、ビットコインを金のような安全資産とみなす投資家もいる。

米国の大手投資家や、普段は株式に投資しているトレーダーからも、手早く利益を上げられる可能性があるとして、買いが入っている。

ビットコインは様々な取引所で取引されているが、最大手のコインベースは、主要な米仮想通貨取引所としては初めて、株式を上場する計画を進めている。

<インフレヘッジ、ドル安への不安、決済手段としての期待>

ビットコインは発行上限が2100万枚に設定されており、一部の投資家は、新型コロナ流行を受けた積極財政・金融緩和に伴うインフレリスクをヘッジする手段になると指摘している。

バンク・オブ・シンガポールの通貨アナリスト、モー・シオン・シム氏は「ドル安への不安が(最近の価格上昇の)一因になっている」とし「通貨価値が金に対して下落するとの懸念を背景にビットコインが買われているようだ」と述べた。

米決済サービス大手ペイパルは仮想通貨の取り扱いを始めると発表。ビットコインが主流の決済手段になるとの期待も高まっている。

香港のデジタル資産会社BCグループのエグゼクティブディレクター、デイブ・チャプマン氏は「貪欲な投資家が自宅で取引を続けており、上昇に一段と弾みがついている」と指摘。機関投資家の間でも、リスク調整後のリターンが伝統的な投資資産より高いのではないかとの見方が出ているという。

ビットコインに次ぐ流通量を誇る仮想通貨イーサリアムも3日、1014ドルと、記録的な高値を付けた。

*内容を追加しました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング