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米下院が予算決議案可決、共和党の支持なしにコロナ対策承認可能に

ロイター / 2021年2月4日 9時53分

 2月3日、米議会下院は共和党の支持なしに1兆9000億ドル規模のコロナ対策案の承認が可能になる予算決議案を可決した。米議会で1月撮影(2021年 ロイター/Erin Scott)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米議会下院は3日、共和党の支持なしに1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス対策案の承認が可能になる予算決議案を可決した。

今後予算決議案は、上院(100議席)で60票の賛成ではなく過半数の支持で承認が可能になる。50人の共和党議員が全て反対にまわったとしても可決される見通し。

バイデン大統領は、新型コロナ対策を政策の最優先課題のひとつとして掲げている。コロナ対策案には、現金給付以外にも追加の失業給付やコロナワクチン向け予算、州・地方自治体への支援が含まれる。

共和党は、昨年の4兆ドルに加え、1兆9000億ドルもの予算を承認することに難色を示している。共和党の上院議員10人は、ほぼ同様の対策を盛り込み、規模を6000億ドルに縮小する代替案を提示している。

そうした共和党議員の一人、ロムニー上院議員は、バイデン氏が提案を修正しない限り、1兆9000億ドルのコロナ対策を支持する共和党議員は誰もいないとの見方を示した。

一方、民主党上院トップ、シューマー院内総務はこの日、バイデン氏との会談後、「われわれは大規模で大胆な包括的対策で一致している」と述べ、民主党が規模縮小を受け入れる可能性が低いことを示唆した。

*党指導部のコメントや背景を追加しました

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