実質消費支出9月は2カ月連続減、外出控えや供給制約などで
ロイター / 2021年11月5日 8時55分
[東京 5日 ロイター] - 総務省が5日発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は26万5306円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年比1.9%減少した。2カ月連続のマイナスとなったが、下落幅は前月から縮小した。
緊急事態宣言による外出控えや、長引く供給制約の影響により自動車販売が低迷したことなどが消費全体を押し下げた。
ロイターの事前予測調査では同3.9%減が予想されていた。
一方、新型コロナウイルス感染者数の減少傾向により、前月比でみると消費は改善した。季節調整済み実質消費支出は前月比5.0%増となり5カ月ぶりのプラスとなった。
前年比で減少に寄与した品目は、飲食代含む外食や国内パック旅行費、自動車購入費など。一方、弁当や冷凍調理食品などは増加に寄与した。
*総務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htm
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