NY外為市場=ドル/円5年ぶり高値、米利上げ期待で
ロイター / 2022年1月5日 7時7分
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で5日続伸し5年ぶりの高値をつけた。新型コロナウイルスのオミクロン変異株が世界経済を妨げたり、米利上げを遅らせたりする可能性はないとの見方を受けた。
ドル指数は0.06%高。ユーロは0.05%安の1.1288ドル。
ドル/円は0.65%高の116.08円。一時116.34円と2017年1月11日以来の高値を付けた。
ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「ドル/円はお祭り状態なのは間違いない。利回りが主導している。2022年に入り市場は米連邦準備理事会(FRB)による利上げに備えており、ドル/円を押し上げる主要材料になっている」と指摘。「オミクロン株は確かに予測不可能だが、これまでのところ、回復に大きな打撃を与えるようには見えないというのが市場の見立てだ。中銀がどのように利上げするかに注目が集まっている」と述べた。
こうした中、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は4日、FRBが2022年に2回の利上げを実施する必要があるという見通しを示した。
ポンドは0.45%高の1.3531ドル。一時1.3557ドルと2カ月ぶりの高値を付けた。対ユーロでは約2年ぶりの高値。イングランド銀行(英中央銀行)が来月利上げを実施するとの期待を受けた。
米供給管理協会(ISM)が4日に発表した2021年12月の製造業景気指数は58.7と、前月の61.1から低下し、昨年1月以来の低水準となった。これを受け、ドルは上げ幅を一時縮小した。
米労働省が4日に発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)は、自発的な離職件数が前月比37万件増の452万7000と過去最高を更新した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.45%安の4万6230.94ドル。
ドル/円 NY終値 116.14/116.17
始値 116.14
高値 116.34
安値 115.97
ユーロ/ドル NY終値 1.1285/1.1289
始値 1.1276
高値 1.1322
安値 1.1273
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