米ＧＭ、オハイオ州でさらに163人を一時帰休 スト影響

　米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は１０月３日、全米自動車労組（ＵＡＷ）が組立工場２カ所と部品配送センター１８カ所でストライキを行っていることを理由に、オハイオ州でさらに１６３人を一時帰休にすると発表した。写真はストライキに参加するＵＡＷの組合員。９月２２日、ミシガン州で撮影（２０２３年　ロイター/Dieu-Nalio Chery）

David Shepardson

[３日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は３日、全米自動車労組（ＵＡＷ）が組立工場２カ所と部品配送センター１８カ所でストライキを行っていることを理由に、オハイオ州でさらに１６３人を一時帰休にすると発表した。

ＧＭによると、オハイオ州トレド工場で既に１６３人を一時帰休にした。同社はこれまで４州５工場で合わせて従業員２１００人の削減を余儀なくされており、カンザス州の工場ではストの影響で生産を停止していると説明した。

ＵＡＷは２日、ＧＭに新たな提案を提示したと明らかにした。ＧＭは対案を受け取ったが「なお相当の差がある」と述べた。

ＵＡＷのショーン・フェイン委員長は先月２９日、ＧＭのミシガン州ランシング工場とフォード・モーターのシカゴ工場で追加のストライキを実施すると発表した。クライスラーの親会社ステランティスに対しては、土壇場で交渉に進展があったためストの拡大はなかった。