首相と経済一般の話した、為替介入の有無には「ノーコメント」＝神田財務官

　１０月４日、神田真人財務官は、首相官邸で記者団に対し、岸田文雄首相と面会し、経済一般の話をしたと述べた。都内で昨年１月撮影（２０２３年　ロイター／Issei Kato ）

Kentaro Sugiyama

［東京　４日　ロイター］ - 神田真人財務官は４日午前、首相官邸で岸田文雄首相と面会後、記者団に対し、首相とは経済一般の話をしたと述べ、３日のニューヨーク外国為替市場での為替介入の有無については「ノーコメント」と語った。

為替の「過度な変動」について、いろいろな指標や要素を注視してそれを総合的に勘案している、と説明。インプライドボラティリティーやボリンジャーバンドだけではなく、いろいろみていると語った。

その上で「例えば１日にこれくらい動くというのは分かりやすいが、同じ方向で蓄積されていくと、それなりの値幅になって急激な変動になることもあり得る」と指摘。「企業にしても家計にしても（為替が）大きく動いたら非常に迷惑となるため、われわれもしっかりと対応していく」と語った。

神田財務官は４日朝、為替の過度な変動に対しては「あらゆる手段を排除せず、適切に対応していく」との方針を改めて示していた。