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米ノババックスの改良型コロナワクチン、FDAが承認 12歳以上

ロイター / 2023年10月4日 11時47分

 10月3日、米食品医薬品局(FDA)は、米バイオ医薬品会社ノババックスが開発した新型コロナウイルスの改良型ワクチンについて、12歳以上の緊急使用を承認したと発表した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで2021年12月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Sriparna Roy Michael Erman

[3日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は3日、米バイオ医薬品会社ノババックスが開発した新型コロナウイルスの改良型ワクチンについて、12歳以上の緊急使用を承認したと発表した。

ノババックスは新型コロナワクチンが唯一の製品。コスト削減を進めており、改良型ワクチンの売上高が振るわなければ支払い不能に陥る恐れがある。

米疾病対策センター(CDC)長官は先月、米ファイザー・独ビオンテックと米モデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づく改良型ワクチンを、秋の接種機関中、生後6カ月以上の広い接種対象に使用することを承認した。

ノババックスのワクチンは数十年来の実績があるタンパク質をベースにした技術を採用している。製造上の問題で承認が遅れ、mRNAワクチンを開発するライバル勢のように新型コロナのパンデミック中に大きな利益を得られなかった。

ジョン・ジェイコブズ最高経営責任者(CEO)は、改良型ワクチンの第1弾の配布が、数日中にFDAの承認を得られる見込みだと説明。早ければ今週、間違いなく来週までには接種できるとの見通しを示した。

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