午前のドルは149円前半、米金利高で買い優勢も上値重い
ロイター / 2023年10月4日 11時54分
10月4日、午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.02/04円)に比べて小幅にドル高/円安の149円前半で推移している。写真は米ドルと日本円の紙幣。北京で昨年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)
[東京 4日 ロイター] - 午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.02/04円)に比べて小幅にドル高/円安の149円前半で推移している。ドルは時間外取引の米長期金利の一段の上昇を背景に買いが優勢となった後は、政府・日銀による介入への警戒感から上値が重い。
前日の海外市場でドルは11カ月ぶりに150円台に上昇した後、147円前半まで急速に売られるなど、相場が急変動した。
東京時間の早朝から神田真人財務官や鈴木俊一財務相からは介入の有無についてはコメントしないとの発言が相次いだ。
クレディ・アグリコル銀行の資本市場本部シニア・アドバイザー、斎藤裕司氏は、神田財務官の発言内容は想定内とした上で「米国側と連携しつつ市場を疑心暗鬼にさせるには効果的なコメントだ」との見方を示す。
時間外取引の米長期金利は一時4.85%付近と2007年以来の高水準。前日発表された8月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数の増加幅が約2年ぶりの高水準となったことや、米下院のマッカーシー議長(共和)が解任されたことを受けた財政懸念などが背景にある。
あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は、「米金利上昇に伴い、ドル高が進みやすい。ただ(前日の海外市場の急変動の動きを踏まえると)ドルは150円近辺では上値を攻めづらくなった」との見方を示した。
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