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豪先住民巡る改憲国民投票、否決の情勢=ユーガブ

ロイター / 2023年10月4日 13時18分

 大手世論調査会社ユーガブが4日発表した調査結果によると、先住民を巡るオーストラリア憲法改正の是非を問う14日の国民投票は、高齢者層や都市部以外の反対票多数で否決される情勢となっている。写真はアボリジニの旗(手前)と豪国旗。キャンベラで8月撮影された提供写真(2023年 ロイター/AAP Image/Lukas Coch)

Lewis Jackson

[シドニー 4日 ロイター] - 大手世論調査会社ユーガブが4日発表した調査結果によると、先住民を巡るオーストラリア憲法改正の是非を問う14日の国民投票は、高齢者層や都市部以外の反対票多数で否決される情勢となっている。

国民投票では、先住民を「最初のオーストラリア人」と認めることや、先住民が影響を受ける問題を政府に諮問する組織「議会への声」設立の是非を問う。在外投票など早期投票は既に2日に始まった。

調査結果によると回答者総数は1563人。このうち反対が53%となって賛成の38%を上回った。未定は9%。

農村部や都市近郊で反対が最も多く、回答の約3分の2を占めた。また、65歳以上では反対が68%、賛成が24%だった。

世論は二分している。「議会への声」は先住民に進歩をもたらすと評価される一方で、憲法で一つの集団を明文化すれば争いの元になるとの反対の声が出ている。

国民投票の実施は、共和制移行の改憲案を否決した1999年以来。今回の国民投票を巡ってはここ数カ月で関心が下火になっている。先週の世論調査では、国民投票が生活費や住宅といった問題から目をそらすものだとの回答があった。

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