日立の仏タレス鉄道信号事業買収、英規制当局が承認へ

　１０月４日、英競争・市場庁（ＣＭＡ）は、日立製作所による仏電子機器大手タレスの鉄道信号事業買収を承認する方針を示した。写真は日立のロゴ。２０２０年９月、スイス・チューリヒで撮影（２０２３年　ロイター/Arnd Wiegmann）

［ロンドン　４日　ロイター］ - 英競争・市場庁（ＣＭＡ）は４日、日立製作所による仏電子機器大手タレスの鉄道信号事業買収を承認する方針を示した。

日立が幹線鉄道向け信号システム事業の一部売却を提案したことで、競争阻害に対する懸念が解消された。

ロンドンの地下鉄など都市鉄道向けの事業についても懸念が解消されたとしている。

日立は欧州連合（ＥＵ）欧州委員会にもフランスとドイツの資産売却を提案している。ＥＵの決定期限は１１月６日。