英サービスPMI、9月は49.3に大幅上方改定
ロイター / 2023年10月4日 18時16分
10月4日、S&Pグローバル/CIPSが発表した9月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と、速報値の47.2から大幅に上方修正された。ロンドンで2016年10月撮影(2023年 ロイター/Hannah McKay)
[ロンドン 4日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが4日発表した9月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と、速報値の47.2から大幅に上方修正された。
予想外のインフレ鈍化やイングランド銀行(英中央銀行)の利上げ見送りが背景。
8月の49.5からは低下し、8カ月ぶりの低水準となった。
速報値は市場に衝撃を与え、英中銀が9月21日に政策金利を据え置く一因になった可能性がある。
改定値は9月20─27日に寄せられた回答を基にしている。20日発表の8月のインフレ率は予想外に鈍化した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ティム・ムーア氏は、サービス部門は縮小が続いているが、一部の企業の間で物価圧力低下への期待が広がっていると指摘。
「インフレ圧力の持続的緩和や顧客需要好転への期待に加え、新製品の投入や事業投資計画が心理改善に寄与した」と述べた。
ただ「借入コストの高止まりや家計の逼迫に対する懸念の声があった」という。
サービス部門PMIの雇用指数は2021年1月以来の低水準。新型コロナウイルスの流行時期を除けば、2010年以来の低水準となった。
一部の企業は賃金圧力の高まりを受けて従業員の補充を見送った。
投入価格指数と販売価格指数はともに21年4月以来の低水準。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは8月の48.6から48.5に低下。速報値の46.8から上方修正された。
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