ノーベル化学賞にバワンディ氏ら3氏、「量子ドットの発見と合成」

　スウェーデン王立科学アカデミーは４日、科学者のモウンジ・バワンディ、ルイ・ブラス、アレクセイ・エキモフの３氏に２０２３年のノーベル化学賞を授与すると発表した。「量子ドットの発見と合成」を評価した。TT News Agency提供（２０２３年　ロイター）

Niklas Pollard　Ludwig Burger

[ストックホルム ４日 ロイター] - スウェーデン王立科学アカデミーは４日、科学者のモウンジ・バワンディ、ルイ・ブラス、アレクセイ・エキモフの３氏に２０２３年のノーベル化学賞を授与すると発表した。「量子ドットの発見と合成」を評価した。

量子ドットはＬＥＤ照明やＴＶスクリーンなどで使用されているほか、医療分野でも用いられており、ノーベル化学委員会は「ナノテクノロジーでかなり重要になっている」と指摘した。

バワンディ氏はマサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）教授、ブラス氏はコロンビア大学名誉教授、エキモフ氏はナノクリスタルズ・テクノロジー社に勤務している。

発表会見で、バワンディ氏は電話で受賞について「非常に驚いており、非常に光栄だ」などと述べた。

今回、受賞者が発表前に報道されるハプニングがあった。スウェーデン各紙が発表の数時間前に王立科学アカデミーの電子メールを引用し、３氏の名前を報道していた。