イスラエル軍、ガザ市民に再び避難指示 地上作戦で兵士76人死亡

　１２月４日朝、パレスチナ自治区ガザ全域で作戦を開始したイスラエル軍は、ガザ市民に新たな避難指示を出した。写真はガザ南部ハンユニスで撮影（２０２３年　ロイター/Ibraheem Abu Mustafa）

Arafat Barbakh　Nidal al-Mughrabi

［ガザ／カイロ　４日　ロイター］ - パレスチナ自治区ガザ全域で作戦を開始したイスラエル軍は４日朝、ガザ市民に新たな避難指示を出した。ガザでの地上作戦による兵士の死者数が７６人になったと明らかにした。

イスラエル軍は、ガザの約２０の地区から避難する指示をＸ（旧ツイッター）に投稿した。地図には３本の矢印が書かれ南部への避難を指示している。

イスラエルは、ガザ市民の被害を最小限に抑えるために「安全な地域」を定めていると説明するが、国連職員やガザの住民はインターネット接続や電力供給が不安定で、こうした指示をリアルタイムで知ることは困難だと述べている。

イスラム組織ハマスのメディアは４日未明、ガザ市で民間の緊急対応要員３人がイスラエル軍の攻撃で死亡したと伝えた。