フィリピン中銀、通貨ペソ圧迫なら介入の用意＝総裁

　６月４日、フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は、中銀は為替市場に日々介入しているわけではないが、通貨ペソが圧迫されている時には行動を起こす用意があると述べた。写真はフィリピン中銀のロゴ。マニラで２０１６年３月撮影（２０２４　ロイター／Romeo Ranoco）

[マニラ ４日 ロイター] - フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は４日、中銀は為替市場に日々介入しているわけではないが、通貨ペソが圧迫されている時には行動を起こす用意があると述べた。

ペソが間違った方向に動いた場合に介入する可能性があるとし、「ペソがどの方向に向かうべきかというわれわれの見解を示すために介入している」と説明した。

フィリピンペソは１ドル＝５８ペソを突破し、１９カ月ぶり安値を付けた。年初からは対ドルで５．８％下落している。