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午前の日経平均は反落、前日高の反動で利益確定売り

ロイター / 2024年6月4日 12時6分

 6月4日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比173円78銭安の3万8749円25銭と反落した。写真は都内にある東京証券取引所で2015年7月撮影(2024 ロイター/Toru Hanai)

(見出しを差し替えて再送します)

Noriyuki Hirata

[東京 4日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比173円78銭安の3万8749円25銭と反落した。前日の米国株式市場で主要3指数がまちまちとなって手掛かりに欠ける中、前日までの株高を受けて利益確定売りが強まった。

日経平均は220円安で寄り付いた後も下げ幅を一時331円安の3万8591円79銭に拡大した。前日までの2連騰で日経平均は800円超上昇しており、利益確定売りが優勢になった。

前日の取引時間中に、型式指定申請で不正があったと判明したことが伝わったトヨタ自動車やホンダなど自動車5社はまちまちの値動きだった。「いったんの織り込みは進んだ」(国内証券のストラテジスト)との見方が聞かれた。一方、ドル/円は156円台と前日から円高寄りとなっていることは輸出関連株の上値を抑えやすいとみられている。

米国で前日に発表された米供給管理協会(ISM)の5月製造業景気指数は2カ月連続で低下した。市場では「米経済の減速は金利低下につながるが、日本経済にとっていいことではないという警戒感も招きやすい」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との声が聞かれた。

日経平均は「海外株がいまいちで、3万9000円を目指す地合いになりにくい。ただ、下値を売る材料もなく、膠着相場は続きそうだ」(りそなAMの戸田氏)という。

TOPIXは0.46%安の2785.22ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆1584億1000万円だった。東証33業種では、値上がりはサービスやその他製品、電気機器など8業種で、値下がりは鉱業や保険、石油・石炭製品など25業種だった。

ファーストリテイリングが軟調で、指数を70円近く押し下げた。東京海上HLDGは一時、年初来高値を更新したが、軟調に転じた。三井物産はさえない。一方、リクルートHLDGは年初来高値を更新。ソニーグループは堅調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが732銘柄(44%)、値下がりは848銘柄(51%)、変わらずは66銘柄(4%)だった。

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