1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

マイクロソフトの教育ソフト、プライバシー保護団体が当局に苦情

ロイター / 2024年6月4日 20時49分

米マイクロソフトのオンライン教育ソフトを巡り、プライバシー保護団体NOYBがオーストリアのプライバシー監視機関に対し、2件の苦情を申し立てたことが4日明らかになった。写真はバルセロナで2月撮影(2024年 ロイター/Bruna Casas)

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 4日 ロイター] - 米マイクロソフトのオンライン教育ソフトを巡り、プライバシー保護団体NOYBがオーストリアのプライバシー監視機関に対し、2件の苦情を申し立てたことが4日明らかになった。

NYOBが問題視したのは文書作成、表計算、プレゼンテーションなどのソフトをまとめた学生用「365エデュケーション」スイートの取り扱い。

欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に基づいてユーザーの個人情報を処理するデータ管理者としての責任を、マイクロソフトは必要なデータを持たない学校側に転嫁していると主張した。

マイクロソフトは、苦情に関するデータ保護機関からの質問には喜んで対応すると指摘。広報担当者は「365エデュケーションはGDPRをはじめとする法規を順守しており、若年層のプライバシーを保護している」とコメントした。

もう1件の苦情は365エデュケーションにインストールされているサイトの閲覧履歴データ「クッキー」に関するもので、広告主はクッキーを使って消費者を追跡している。

NOYBの弁護士フェリックス・マイコラシュ氏は「データの流れに関するわれわれの分析は非常に憂慮すべきものだ」と述べ、「365エデュケーションは年齢に関係なくユーザーを追跡しているようだ。こうした行為はEUおよび欧州経済地域(EEA)の数十万人の生徒・学生に影響を与える可能性がある」と指摘した。

NOYBはオーストリアのデータ保護当局に対し、マイクロソフトへの苦情を調査し罰金を科すよう求めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください