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イスラエル軍、レバノン国境沿いで攻勢の準備整う=ハレビ参謀総長

ロイター / 2024年6月5日 5時0分

イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラのナンバー2、ナイム・カセム師(写真)は、イスラエルとの対立をエスカレートさせるつもりはないが、いかなる戦いを挑まれても戦う用意があると述べた。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Aziz Taher)

[ベイルート/エルサレム 4日 ロイター] - イスラエル軍のハレビ参謀総長は4日、イスラエルは北部のレバノンとの国境沿いで攻勢をかける準備ができていると述べた。

レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルは過去8カ月間、国境地帯で交戦を続けており、さらに大規模な紛争に発展する恐れがあるとの懸念が高まっている。

ハレビ参謀総長は、イスラエル国防軍(IDF)は訓練過程を経て北部で攻勢に出る準備ができているとし、「決断の時を迎えつつある」と述べた。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、ヒズボラのナンバー2、ナイム・カセム師は、イスラエルとの対立をエスカレートさせるつもりはないが、いかなる戦いを挑まれても戦う用意があると表明。ヒズボラの決定は「戦争を拡大する」ことではなく、戦争を強いられるなら戦うことだと語った。

これに先立ち、イスラエル極右派閣僚のスモトリッチ氏とベングビール氏はともにさらなる軍事行動を要請。ベングビール氏はXに投稿されたビデオ声明で「われわれの国土が攻撃され、国民が避難している間はレバノンに平和はあり得ない」とし、「彼らはここに火を放っている。ヒズボラの拠点を全て焼き払い、破壊しなければならない。戦争だ」と述べていた。

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