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米国株式市場=小幅高、軟調な雇用指標が利下げ観測後押し

ロイター / 2024年6月5日 6時44分

米国株式市場は、ほぼ横ばいで取引を終えた。2011年2月撮影(2024年 ロイター/Eric Thayer)

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国株式市場は小幅高で取引を終えた。予想を下回る雇用関連指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が再確認された。

米労働省が発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)は求人件数が3年超ぶりの低水準となり、労働市場を巡る状況が緩和しつつあることを示唆。これを受けて米国債利回りが低下した。

主要株価指数は一時の安値から持ち直し、業種別では不動産や主要消費財の上昇率が高かった。一方、素材やエネルギーは下げが目立った。

前日に発表された5月のISM製造業景気指数も2カ月連続で低下し、米経済の減速を示していた。

シエラ・ミューチュアル・ファンズのジェームズ・セント・オービン最高投資責任者は、今週発表の経済指標は今のところ比較的弱い内容だと指摘。「これが債券市場の上昇を全面的に後押ししているが、株式市場は利下げ発表を求めているためもろ刃の剣だ」と述べた。

CMEのフェドウォッチによると、市場が織り込む9月の利下げ確率は現在約65%。先週時点では50%を下回っていた。

アマゾン・ドット・コム、アルファベット、エヌビディア、マイクロソフトなど大型株は序盤の安値から切り返してプラス圏で引けた。

一方、石油大手のエクソンモービルは1.6%、シェブロンは0.8%、それぞれ下落。需要懸念から原油価格が下落した。

アクソス・ファイナンシャルは4.2%安。投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが同社株を空売りしていることを明らかにした。

パラマウント・グローバルも4.4%下落。動画配信サービス「パラマウント+(プラス)」について、戦略的選択肢または合弁を検討していると明らかにした。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.32対1の比率で上回った。ナスダックでも1.88対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は約106億株。直近20営業日の平均は126億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 38711.29 +140.26 +0.36 38518.86 38786.62 38397.82

前営業日終値 38571.03

ナスダック総合 16857.05 +28.38 +0.17 16823.88 16891.87 16750.39

前営業日終値 16828.67

S&P総合500種 5291.34 +7.94 +0.15 5278.24 5298.80 5257.63

前営業日終値 5283.40

ダウ輸送株20種 14937.83 -136.66 -0.91

ダウ公共株15種 943.96 +3.77 +0.40

フィラデルフィア半導体 5116.27 -36.25 -0.70

VIX指数 13.16 +0.05 +0.38

S&P一般消費財 1427.99 +2.46 +0.17

S&P素材 564.80 -6.97 -1.22

S&P工業 1027.60 -2.39 -0.23

S&P主要消費財 831.89 +7.69 +0.93

S&P金融 684.11 -3.02 -0.44

S&P不動産 239.41 +2.25 +0.95

S&Pエネルギー 682.94 -6.70 -0.97

S&Pヘルスケア 1688.81 +5.60 +0.33

S&P通信サービス 298.65 +0.98 +0.33

S&P情報技術 4027.75 +16.51 +0.41

S&P公益事業 362.75 -0.08 -0.02

NYSE出来高 9.66億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 38430 - 320 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 38425 - 325 大阪比

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