英総選挙、野党労働党が圧勝 14年ぶり政権交代へ=出口調査
ロイター / 2024年7月5日 8時24分
7月4日、英国で投開票された総選挙(下院、定数650)は、出口調査によると、野党労働党が過半数を大きく上回る議席を獲得し、スターマー党首が次期首相(写真)に就任する見通しとなった。ロンドンで同日撮影(2024年 ロイター/Claudia Greco)
Andrew MacAskill Elizabeth Piper Alistair Smout
[ロンドン 4日 ロイター] - 英国で4日に投開票された総選挙(下院、定数650)は、出口調査によると、野党労働党が過半数を大きく上回る議席を獲得し、スターマー党首が次期首相に就任する見通しとなった。与党保守党にとっては歴史的敗北になるとみられ、14年続いた政権が幕を下ろすことになる。
労働党の獲得議席数は410議席。5年前の選挙では1935年以来の大敗を喫していたが、情勢は大きく転換する。
労働党のスターマー党首は「労働党のために選挙運動をしてくれた皆さん、投票してくれた皆さん、労働党に信頼を寄せてくれた皆さん、ありがとう」とXに投稿した。
保守党は党結成以来最少の131議席にとどまり、議会解散時の346議席を大きく下回る見込み。生活費高騰や相次ぐ首相交代など不安定な政権運営が響いた形だ。
自由民主党は61議席、ナイジェル・ファラージ氏率いる右派「リフォームUK」は13議席をそれぞれ獲得する見通し。スコットランド民族党(SNP)は10議席にとどまり、2010年以来最悪の結果となる見通し。1年余りで党首2人が辞任するなど混乱が響いた。
過去6回の総選挙で、出口調査の結果が実際と異なっていたのは15年の1回のみだった。公式結果は数時間以内に発表される。
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