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第2四半期豪GDP、前期比+0.2%で予想下回る 家計支出減少

ロイター / 2024年9月4日 12時28分

オーストラリア統計局が4日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.2%増加し、市場予想の0.3%増を下回った。写真は2017年5月、シドニーで撮影(2024年 ロイター/Steven Saphore)

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア統計局が4日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.2%増加し、市場予想の0.3%増を下回った。高水準の借り入れコストや根強いインフレが消費者を圧迫し、政府支出が成長の主なけん引役となった。

前年比の伸びは1.0%と前期の1.2%から鈍化し、コロナ禍が深刻だった時期以来の低水準となった。

GDPの半分を占める家計支出は0.2%減少し、成長の足を引っ張った。海外旅行の減少が響いた。

家計の貯蓄率は0.6%と低水準にとどまった。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのマクロ経済予測責任者ショーン・ラングケーキ氏は「経済には成長の明確な原動力が欠けている。引き締め政策で需要はうまく抑制されているが、インフレ圧力はまだ完全には抑えられていない」と述べ、「所得税減税と消費者向け補助金は今年後半の景気回復の勢いを後押しするだろう。しかし経済活動の改善は目覚ましいものではない」と指摘した。

こうした低迷は、需要と価格圧力を抑えるために金利を12年ぶり高水準の4.35%に引き上げた中銀政策によるところが大きいが、基調インフレ率は前四半期も3.9%と高止まりしている。

国内の価格動向を示す内需デフレーターは前年比4.2%上昇した。

高インフレを反映し、名目GDPは前年比4.4%増となった。インフレ調整後の1人当たりGDPは前期比0.4%減と、6期連続の減少だった。

生産性(労働時間当たりGDP)は前期比0.8%減少した。

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