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午後3時のドルは小幅安145円前半、株安でリスク回避の円買い強まる

ロイター / 2024年9月4日 15時22分

 9月4日 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.47/48円)から小幅安の145円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Mariko Sakaguchi

[東京 4日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.47/48円)から小幅安の145円前半で取引されている。日経平均株価の急落を背景にリスク回避の円買いが強まり、ドルは弱含んだ。

ドルは朝方に145円前半まで弱含んだ後、日経平均が一時1500円超安となったことを受けてクロス円を中心にリスク回避の円買いが強まり一段と軟化。一時144.89円付近まで値を下げた。

SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏は「株安をみながら円が買われる、円が買われれば株が一段と下がるという構図が最近目立っている」との見方を示す。

仲値公示に向けてドルは再び買われ、145円前半まで水準を戻した。市場関係者によると「国内輸入企業による買いは淡々と入ることから、ドルのサポートになる」(国内銀の為替セールス担当)ものの、「国内輸出企業と国内輸入企業による年度内分のヘッジ目的の売り買いは一巡しつつあり、実需のフローは勢いに欠けている」(同)という。

時間外取引のWTI原油先物価格が70ドルを下回ったことを眺めてリスクオフのドル買いが入ってきたとみられるほか、時間外取引の米長期金利が横ばいで推移したこともドルの買い戻しを後押しした。

午後に入ると日経平均は一時1800円超安まで下落し、再びリスク回避の円買いが強まりドルは弱含んだ。

前日の米ISM製造景況指数は予想を下回ったものの、「同統計の雇用指数はそこまで悪くないことを踏まえると、市場は過剰反応気味。6日公表の米雇用統計に対する不安が大きくなってきた印象だ」と、SBIリクイディティ・マーケットの上田氏はみる。

オーストラリア・ニュージーランド銀行の外国為替・コモディティ営業部ディレクター、町田広之氏は「ドルは142ー149円を中心したもち合い相場が続く可能性がある」と指摘。米雇用統計発表後に利下げ回数の織り込みに変化があるか、日米金利差とのドル/円のフェアバリューの乖離が縮まるかなどを見極めながらの展開が続くとの見方を示した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 145.16/145.18 1.1056/1.1058 160.52/160.54

午前9時現在 145.36/145.37 1.1048/1.1049 160.60/160.62

NY午後5時 145.45/145.49 1.1043/1.1044 160.65/160.67

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