タイ国王、新内閣承認 財務相・外相は留任

　９月４日、タイのワチラロンコン国王（写真）はペートンタン首相が提出した閣僚名簿を承認した。バンコクで８月撮影（２０２４年　ロイター/Chalinee Thirasupa）

Panarat Thepgumpanat　Chayut Setboonsarng

[バンコク ４日 ロイター] - タイのワチラロンコン国王はペートンタン首相が提出した閣僚名簿を承認した。４日の王室官報で明らかになった。

新内閣は３６人の大臣・副大臣で構成。うち新任は１２人。ピチャイ財務相とマーリット外相は留任する。国防相はプームタム副首相が兼務する。

３６人のうち１７人はペートンタン首相のタイ貢献党に所属。残り１９人は連立政権の他の政党に所属している。

政権幹部がロイターに明らかにしたところによると、新内閣は早ければ来週にも国会に政策提案を行う可能性がある。

ペートンタン首相は３日、４５００億バーツ（１３１億ドル）規模の「デジタルウォレット」計画を修正し、一部を現金で配布すると明らかにしている。

タイ銀行協会のパヨン会長は、迅速な組閣は良い兆候であり、景気刺激策のスムーズな導入につながるとの見方を示した。