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中国の安保フォーラムに国防総省高官を派遣予定=米高官

ロイター / 2024年9月5日 2時39分

米国は9月中旬に中国で開かれる年次安全保障会議「香山フォーラム」に、米国防総省のマイケル・チェイス副次官補(中国・台湾・モンゴル担当)を派遣する予定。2023年1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン/北京 4日 ロイター] - 米国は9月中旬に中国で開かれる年次安全保障会議「香山フォーラム」に、米国防総省のマイケル・チェイス副次官補(中国・台湾・モンゴル担当)を派遣する予定。米政府高官がロイターに明らかにした。地域的な対立問題を抱える中、中国との実務レベルで関わりを深めることにつながるとの期待もある。

昨年のフォーラム出席者よりも高位だが、米国防総省の慣例に沿った対応だ。2019年にはチャド・スブラギア国防副次官補(中国担当)が出席していた。チェイス氏の派遣はこれまで報じられていなかった。

匿名を条件に対応した米高官は、チェイス氏が出席する理由に関し、緊張が高まる中でも米国が中国との軍事レベルでの接触を重視しているとのメッセージだと述べた。

中国国営メディアが4日報じたところによると、北京で9月12日から14日にかけて開かれるフォーラムには、90以上の国や国際機関が代表団を派遣する予定。

チェイス氏は今年1月にワシントンでの米中軍事協議の共同議長を務めた。22年に当時のペロシ米下院議長の台湾訪問後に二国間の軍事面でのつながりの多くが中断されて以来、初めての実務レベルの協議だった。

米中関係は、台湾や南シナ海を巡って火種を抱えている。これらは両国にとって「中核的な問題」と位置付けられており、双方とも妥協する構えを見せていない。中国は、フィリピンへの長距離ミサイル配備を含むアジア太平洋地域における米軍の展開を批判する一方、米国は、南シナ海における中国の「攻撃的な」行動などについて懸念を表明している。

中国側は7月、米国による台湾への武器輸出に抗議し、公式の核協議は取りやめとなった。だが、米中両国は、米インド太平洋軍の幹部らが、中国の関係する軍幹部らと近く電話協議することは合意している。

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