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NY外為市場=ドル下落、米求人件数の発表受け

ロイター / 2024年9月5日 6時8分

ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨の大半に対して下落した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 4日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨の大半に対して下落した。7月の米求人件数で労働市場の軟化が示唆され、連邦準備理事会(FRB)が50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げに動く可能性があるという観測が高まった。

この日発表された7月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が23万7000件減の767万3000件と、3年半ぶりの低水準となった。

主要通貨に対するドル指数は0.3%安の101.4。

こうした中、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、雇用に過度の悪影響を与える恐れがあるため、FRBは高金利をこれ以上長く維持すべきではないとの見解を示した。

世界の金融市場での高リスク資産を回避する動きから、ドルは対円で1%安の144.07円と、1週間ぶりの安値を付けた。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「株式市場の不安定化と米債利回りの低下を背景に、円は堅調に推移している」と述べた。

ユーロは0.2%高の1.107075ドルと、序盤の小幅な下落から切り返した。

カナダドルは米ドルに対して0.3%上昇。カナダ銀行(BOC、中央銀行)はこの日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.25%とした。マックレム総裁は予想より弱い成長によりインフレ率が急速に低下する可能性があると懸念を表明した。

英ポンドは0.2%高の1.3138ドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約1%安の5万7751ドル。イーサは約0.8%安の2444ドルとなった。

ドル/円 NY終値 143.73/143.75

始値 145.06

高値 145.21

安値 143.72

ユーロ/ドル NY終値 1.1082/1.1083

始値 1.1053

高値 1.1094

安値 1.1041

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