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NY市場サマリー(4日)ドル下落、利回り低下 株まちまち

ロイター / 2024年9月5日 7時27分

<為替> ドルが主要通貨の大半に対して下落した。7月の米求人件数で労働市場の軟化が示唆され、連邦準備理事会(FRB)が50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げに動く可能性があるという観測が高まった。    この日発表された7月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が23万7000件減の767万3000件と、3年半ぶりの低水準となった。    主要通貨に対するドル指数は0.3%安の101.4。    こうした中、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、雇用に過度の悪影響を与える恐れがあるため、FRBは高金利をこれ以上長く維持すべきではないとの見解を示した。    世界の金融市場での高リスク資産を回避する動きから、ドルは対円で1%安の144.07円と、1週間ぶりの安値を付けた。    バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「株式市場の不安定化と米債利回りの低下を背景に、円は堅調に推移している」と述べた。    ユーロは0.2%高の1.107075ドルと、序盤の小幅な下落から切り返した。    カナダドルは米ドルに対して0.3%上昇。カナダ銀行(BOC、中央銀行)はこの日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.25%とした。マックレム総裁は予想より弱い成長によりインフレ率が急速に低下する可能性があると懸念を表明した。    英ポンドは0.2%高の1.3138ドル。    暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約1%安の5万7751ドル。イーサは約0.8%安の2444ドルとなった。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが低下し、金利動向に敏感な2年債利回りは15カ月ぶりの水準を付けた。4日発表された7月の米雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数が3年半ぶりの低水準となったことに反応した。    注目される2・10年債利回り格差は一時、8月5日以来初めてプラスに転じた。    市場では、FRBが9月の会合で0.25%ポイント、もしくは0.50%ポイントの利下げを決定する鍵を握る可能性があるとして、6日発表の米雇用統計が注目される。    BMOキャピタル・マーケッツの米国金利戦略責任者イアン・リンゲン氏は「雇用統計は今やインフレよりも短期的な政策期待に対する最大のリスクとなっている」と述べた。    JOLTSの求人件数は23万7000件減の767万3000件で、エコノミスト予想の810万件を下回った。    CMEのフェドウオッチによると、市場では9月の0.50%ポイント利下げの確率が43%と、統計発表前の39%から上昇した。0.25%ポイント利下げの確率は57%。    ソシエテ・ジェネラルの米国金利戦略責任者スバドラ・ラジャッパ氏は、経済がなお堅調に推移していることを考慮すると、市場はJOLTSに過剰反応した可能性があると述べた。    終盤の取引で、2年債利回りは10.5bp低下の3.783%。一時、2023年5月以来の低水準となる3.772%を付けた。    指標となる10年債利回りは6.6bp低下の3.778%。一時3.767%と、8月20日以来の低水準を付けた。    2・10年債利回り格差は一時0.60bpのプラスに転じた。その後はマイナス0.70bpとなった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 不安定な取引の中、まちまちで引けた。この日発表された雇用動態調査(JOLTS)やFRB当局者の発言が材料となった。

7月のJOLTSは求人件数が3年半ぶりの低水準となり、労働市場の逼迫緩和が続いていることを示唆。FRBが今月下旬の次回会合で利下げを開始する可能性が高まった。

S&P総合500種とナスダック総合は小幅安、ダウ工業株30種は小幅高で引けた。S&P主要11セクターでは6セクターが下落。エネルギーや情報技術の下げが目立った。公益事業や主要消費財は堅調だった。

前日に時価総額が2790億ドル減と大幅な落ち込みを記録した半導体大手エヌビディアはこの日は1.7%下落。取引終了直前に同社は、米司法省から召喚状を受け取ったという報道を否定した。

その他の大型グロース(成長)株も売られ、アップルは0.9%安、マイクロソフトは0.1%安。アルファベットは0.5%、アマゾン・ドット・コムは1.7%それぞれ下落した。電気自動車(EV)大手テスラは4.2%上昇した。

サウンド・インカム・ストラテジーズのエリック・ベイリッチ共同最高投資責任者(CIO)は「公益事業株がきょう上昇したのは雇用データが軟調となり、FRBが約2週間後の会合で、少なくとも25bpの利下げを実施するとの見方が強まったことが背景にある」と指摘した。

フィラデルフィア半導体指数は0.25%上昇。前日の大幅安から反発した。

半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は3%近く上昇。エヌビディアの元幹部をグローバルAI(人工知能)市場担当上級副社長に起用した。

ディスカウント小売りのダラー・ツリーは22%の大幅安。通年の売上高・利益の見通しを下方修正したことが嫌気された。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米長期金利の低下や対ユーロでのドル安を背景に3営業日ぶりに反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比3.00ドル(0.12%)高の1オンス=25 26.00ドル。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 世界的な需要懸念が強まる中、売り圧力が加速し、3営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.14ドル(1.62%)安の1バレル=69.20ドル。中心限月の清算値ベースで2023年6月下旬以来、約1年2カ月ぶりの安値を付けた。11月物は1.07ドル安の68.52ドル。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 143.73/143.

75

始値 145.06

高値 145.21

安値 143.72

ユーロ/ドル NY終値 1.1082/1.10

83

始値 1.1053

高値 1.1094

安値 1.1041

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 103*09. 4.0595

00 %

前営業日終値 102*01. 4.1300

50 %

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*31. 3.7571

00 %

前営業日終値 100*08. 3.8440

00 %

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*10. 3.5560

00 %

前営業日終値 99*27.5 3.6560

0 %

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.0 3.7662

0 %

前営業日終値 99*23.6 3.8880

3 %

 終値 前日比 %

ダウ工業株30種 40974.97 +38.04 +0.09

 前営業日終値 40936.93

ナスダック総合 17084.30 -52.00 -0.30

 前営業日終値 17136.30

S&P総合500種 5520.07 -8.86 -0.16

 前営業日終値 5528.93

COMEX金 12月限 2526.0 +3.0

前営業日終値 2523.0

COMEX銀 12月限 2855.7 +21.3

前営業日終値 2834.4

北海ブレント 11月限 72.70 ‐1.05

前営業日終値 73.75

米WTI先物 10月限 69.20 ‐1.14

前営業日終値 70.34

CRB商品指数 270.2557 ‐2.5485

前営業日終値 272.8042

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