米投資会社アポロ、バーンズ・グループ買収を協議=関係者
ロイター / 2024年10月4日 11時39分
10月3日、米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、好空宇宙関連部品などを手がけるバーンズ・グループを買収する協議を進めている。写真は米ドル紙幣。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで2017年4月撮影(2024 ロイター/Dado Ruvic)
Anirban Sen
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、好空宇宙関連部品などを手がけるバーンズ・グループを買収する協議を進めている。事情に詳しい複数の関係者が3日明らかにした。
関係者の話では、バーンズを巡ってアポロは幾つかの別の買い手候補と競合していたが、バーンズがアポロに独占的な交渉権を認めつつあるという。
アポロの評価額はバーンズ1株当たり45ドル強になる公算が大きい。3日終値は約40ドルだった。
話し合いが成功した場合、数週間以内に合意締結に至る可能性がある。ただ、まだ確実とは言えず、この協議が物別れとなれば、他の買い手候補が登場する余地は残る。
1857年創業のバーンズは、航空宇宙部門が商用と軍用のタービンエンジンを製造しているほか、工業部門はさまざまな産業向けに自動化技術や金型などを開発。従業員は約5700人で、製造拠点は43カ所に上る。
4―6月期の純損益は4680万ドルの赤字。売上高は12%増の3億8220万ドルとアナリスト予想には届かなかった。
2022年に物言う株主のアイレニック・キャピタルがバーンズの株式を取得し、取締役会刷新と戦略的な見直しの検討を要求した後、今年3月には両社が協力に合意し、アイレニック共同創業者のアダム・カッツ氏がバーンズの取締役に加わった。
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