午後3時のドルは146円近辺へ下落、米雇用統計控えポジション調整
ロイター / 2024年10月4日 15時32分
10月4日、午後3時のドル/円は前日ニューヨーク市場の終盤(146.91/146.95円)に比べてドル安/円高の146円近辺で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 4日 ロイター] -
午後3時のドル/円は前日ニューヨーク市場の終盤(146.91/146.95円)に比べてドル安/円高の146円近辺で推移している。
前日の外為市場では、石破茂首相のハト派的な発言を受けてドル高/円安が進んでいたが、米雇用統計の公表を前にポジション調整が入った。ドル/円は先週末に142円近辺まで下落した後、約1週間で147円台前半まで上昇し、「戻りのスピードとしては速かったため、短期的な調整が入ったようだ」(国内証券・市場部長)との指摘が聞かれた。
午後2時過ぎには節目の146円を割り込む場面もみられた。石破首相は4日の所信表明演説で、デフレからの脱却が最優先だと強調し、物価上昇を上回って賃金が上がる経済の好循環を実現するまで物価高支援を続ける方針を表明した。
T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏は、石破首相の所信表明演説に関して、「ハト派的な発言が出るとの期待が市場の一部ではあったとみられるが、実際は踏み込んだコメントは出ず、円買いが進んだようだ」と述べた。
ただ、円買いがどんどん進む動きにはならず、「基本的には米雇用統計待ち」(浪岡氏)だったという。
ユーロ/ドルは1.1033ドル付近で横ばい、ユーロ/円は161.16円付近でじり安の展開となった。マーケット参加者の間では、欧州中央銀行(ECB)が年内に連続で利下げを行うとの観測が高まっており、ユーロは軟調な推移が見込まれている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 146.08/146.09 1.1033/1.1034 161.16/161.21
午前9時現在 146.84/146.85 1.1035/1.1036 162.04/162.05
NY午後5時 146.91/146.95 1.1030/1.1032 162.06/162.11
この記事に関連するニュース
ランキング
-
12025年の景気は「緩やかな回復が持続」…経済評論家・塚崎公義氏が予想
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月2日 9時15分
-
22025年 日銀「次の利上げ」はいつ? 「市場との対話」の改善は
日テレNEWS NNN / 2025年1月2日 15時0分
-
3米建設支出、11月は前月比横ばい 集合住宅が急減
ロイター / 2025年1月3日 2時36分
-
4子どもの遊びに必要な「主体性」と「無意味性」 目的がないからこそ身に付く能力
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 11時0分
-
52025年「日本企業が直面する」3つの"本質的問題" ビジネス現場で増える「厄介な問題」解決法は?
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください