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英中銀、段階的な利下げを 高金利は投資圧迫せず=ピル氏

ロイター / 2024年10月4日 18時43分

10月4日、イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏(写真)は利下げは段階的に進めるべきだと述べた。ロンドンで2023年9月撮影(2024年 ロイター/Suzanne Plunkett)

[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は4日、利下げは段階的に進めるべきだと述べた。

イングランド・ウェールズ公認会計士協会で講演し「経済とインフレの見通しがおおむね予想通りに推移すれば、引き続き追加利下げが見込まれるが、利下げが行き過ぎたり、過度に急ピッチになるリスクを警戒することが重要になる」と発言。

「こうした警戒が必要であるため、制限的な金融政策は段階的に解除されるというのが私の見方だ」と述べた。

これに先立ち、中銀のベイリー総裁は、インフレの動向次第で一段と積極的に利下げに動く可能性があると述べていた。

ピル氏の発言を受けて、ポンドは対ドルで一時0.20セント上昇した。

同氏は国内経済の構造変化でインフレ圧力が続く可能性を依然懸念しているとも発言。そうした根強い圧力がどの程度速やかに解除されるか慎重に判断する「十分な理由」があると述べた。

サービス部門のインフレや賃金の伸びが「引き続き懸念要因だ」とも指摘。「私はMPC(金融政策委員会)公表予測よりもインフレを懸念している」と述べた。

ピル氏は、国内企業投資の低迷について、高金利が主因ではないと発言。

「企業に(投資の)意向を尋ねると、金利が5%でも4%でも悲鳴は上がっていない」とし、2008年の世界的な金融危機以降、英国の欧州連合(EU)離脱、新型コロナウイルス流行、ロシアのウクライナ侵攻など、強い不透明感が企業投資を圧迫していると述べた。

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