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ドル/円が148円後半に上昇 強い米雇用統計受け 来週の物価指標も焦点

ロイター / 2024年10月4日 22時24分

 9月の米雇用統計を受けてドル/円は148円台に上昇。一時148.495円と8月16日以来、約7週間ぶりのドル高・円安水準を付けた。2018年2月撮影(2024年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

Noriyuki Hirata

[4日 ロイター] - 9月の米雇用統計を受けてドル/円は148円後半に上昇した。一時148.80円と8月16日以来、約7週間ぶりのドル高・円安水準を付けた。発表前の水準に比べ2円超上昇した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは「(米雇用統計は)文句のつけようがない強さ。長期金利が急激に上昇したのを受けてドル/円が上昇するのは当然といえば当然」と指摘する。

米労働省が4日発表した9月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比25万4000人増で予想(14万人増)を大幅に上回った。失業率も4.2%から4.1%に改善した。

今週のドル/円は141円台に急落した後、7円超上昇したことになる。積み上がっていた円ロングの巻き戻しが増幅した側面が意識されているが、米雇用統計後の上昇を経て、円ロングはある程度の整理が進んだと植野氏はみている。

来週は米消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)など米国の物価指標の発表が予定されている。「物価も上振れるようなら、(投機筋のポジションは)円ショートに踏み込んでくる可能性もあり、150円を試すかもしれない」(三菱UFJMS証券の植野氏)という。

もっとも、急激な円安が継続する場合、「日銀による早期追加利上げへの観測が蒸し返される可能性があり、150円を超えると上値は重くなってくるかもしれない」と、植野氏は話している。

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