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FRBの大幅利下げ観測後退、好調な雇用統計受け

ロイター / 2024年10月4日 23時44分

市場では4日、この日に発表された米雇用統計の内容を受け、連邦準備理事会(FRB)が再度の大幅利下げには踏み切らず、今後も段階的な利下げを継続するとの見方が高まった。(2024年 ロイター)

[4日 ロイター] - 市場では4日、この日に発表された米雇用統計の内容を受け、連邦準備理事会(FRB)が再度の大幅利下げには踏み切らず、今後も段階的な利下げを継続するとの見方が高まった。

公表前までは、年内に少なくともあと50ベーシスポイント(bp)の利下げがあるとみられていたが、これが打ち消される格好となった。

米労働省が発表した9月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比25万4000人増で予想(14万人増)を大幅に上回った。失業率は4.1%で前月の4.2%から低下した。

コーペイの首席市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は、「FRBは金融緩和策をはるかに慎重に進めると予想される」と述べた。

金利先物は現在、来年半ばまでの米連邦公開市場委員会(FOMC)で、それぞれ25bpの利下げが実施され、現行4.75─5.0%のレンジにある政策金利が3.25─3.5%程度に引き下げられるとの見方を織り込んでいる。

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