トランプ氏、国際的な枠組み軽視 国連人権理とUNRWAを標的
ロイター / 2025年2月4日 12時14分
2月3日、トランプ米大統領(写真)は4日に国連人権理事会への関与を停止すると表明する。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出停止も継続する方針。写真は米ワシントンで1月撮影(2025 ロイター/Elizabeth Frantz)
Jeff Mason Michelle Nichols
[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領は4日に国連人権理事会への関与を停止すると表明する。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出停止も継続する方針。ホワイトハウス当局者が3日に明らかにした。
UNRWAはパレスチナ自治区ガザなどで活動する人道支援機関で、医療や食料、教育を提供している。米国はUNRWAへの最大の援助国として年間3億─4億ドルを拠出していたが、イスラム組織ハマスによる2023年10月のイスラエル襲撃に職員が関与した疑惑が浮上したことから、24年1月に資金拠出を停止した。
トランプ氏は前大統領時代にUNRWAへの資金拠出を全面停止したことがある。国連人権理事会からの脱退も表明した。
イスラエルのダノン国連大使は予想されるトランプ氏の動きを称賛し、人権理事会が「極端な反ユダヤ主義を積極的に推進している」と非難した。
さらに「UNRWAは独立した人道支援機関としての地位を失い、人道支援機関を装ってハマスに支配されたテロ当局と化している」と述べた。
UNRWAのラザリーニ事務総長は先週、テロ組織とレッテルを張られるための偽情報の標的になっていると語った。
国連とUNRWAからはコメントが得られていない。
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